動画ではドレスの話をしていますが、ブランド品を買う場合には少し注意が必要です。
ブランド品を購入したいと思った時には、店舗ではなくメルカリを利用して安く買う方法を選ぶ方もいるはずです。
しかし、そこで気になるのは「出品されている商品が本物かどうか」ではないでしょうか?
もちろん、メルカリでは偽物のブランド品の出品は禁止されています。
それにもかかわらず、中には本物そっくりの偽物ブランド品を販売している悪質なユーザーが存在しています。
そこで今回は、メルカリでブランド品を購入する際に気をつけるべき10のポイントを紹介します。
1、取引数が極端に少ない人ではないか?
これまでの取引実績が0件の出品者は、偽物のブランド品を販売するためにアカウントを作った可能性があるため注意が必要です。
0件でなくても10件以下など極端に少ない場合にも、これまでの取引実績から安全な出品者であるかが判断できません。
そのため、そのような出品者からブランド品を購入することはお勧めできません。
2、「悪い」評価が多くないか
当然、「悪い」評価の多い出品者からの購入は控えるべきです。
もちろん悪い評価が0の出品者を選んだ方が無難ではありますが、中には取引に問題がなかったにもかかわらず、悪質なクレーマーによって悪い評価をつけられてしまうこともあります。
私の経験上では取引実績が50以上あり、悪い評価の割合が合計実績の1割以下であれば、そこまで気にしなくて良いと判断しています。
3、同じ商品を多数出品していないか?
同じ商品を多数出品している場合には、偽物のブランド品を大量に仕入れてメルカリで販売しようとしている可能性があるため危険です。
基本は使わなくなったものや、たまたま同じ物をプレゼントされてしまったものを出品するはずですので、同じものが2個以上出品されていた時には注意が必要です。
4、出品されているブランド品が全て新品
同じ商品でなくてもブランド品ばかり大量に出品されている際には、その商品の状態を確認してください。
もしも全てが新品だったら、偽物のブランド品を転売用に入手している可能性があります。
いくらなんでも普通に生活をしていて、新品のブランド品ばかり不要になるケースは考えにくいので、何らかの不正ビジネスである危険性は高いと判断が可能です。
5、正しい日本語を使えているか
商品説明やコメント欄を見ていて日本語が正しく使われていないと思われる際にも、その出品者からの購入は控えた方が良いと言えます。
日本語が正しくない場合には翻訳機能を使っている可能性があります。
偽のブランド品は人件費や材料費の安いアジア系の海外で作られていることが多いため、外国人が日本人になりすまして海外の偽ブランド品を販売しているかもしれません。
6、商品説明がきちんと書かれているか
「2年前に購入しました」「一度しか使っていません」など、商品説明が少なすぎるブランド品は偽物の可能性があります。
実際に使っている方なら、売れやすくするためにもっと詳しく説明するはずです。
説明の内容が薄い場合には、どこからか仕入れた偽物ブランド品を売り付けようとしているために商品についての詳細が書けないと判断できるのではないでしょうか。
7、シリアルナンバーが書かれているか
シリアルナンバーのあるブランド品を購入する場合には、シリアルナンバーが商品説明に明記してあるかどうかをチェックしてください。
書かれていない、書いてあってもでたらめな場合には正規品ではなく、偽物の可能性が高いと言えるでしょう。
8、購入時のレシートや領収書をもらえるか
中古品の場合、人によっては売るつもりがなかったので、レシートや領収書を破棄しているケースは少なくありません。
しかし、レシート等があるかないかで言えば、あった方が本物である確率は高くなります。
もし、レシート類があるかないかで迷ったときは、迷わず、「あり」の方を選ぶようにしてください。
9、様々な角度で写した写真があるか
ブランド品を出品する際には、偽物だと思われないようにするため、また商品の状態をきちんと購入者に見てもらうために様々な角度から写した写真を載せるのが一般的です。
買おうと思っている商品の写真が1枚しかない場合には、手元に商品がなく、他の角度からの商品撮影ができなかったのかもしれません。
商品が手元にないということは、偽物のブランド品を生産している工場から直接送られてくる可能性があります。
もしも写真が1枚しかない場合には、コメント欄にて「他の角度の写真を見せていただけますか?」とお願いしてみてください。
そこで断られたり、コメントを無視されたりするようであれば、偽物をつかまされないために購入を控えた方が良いと言えます。
10、相場価格より極端に安い価格ではないか
「ブランド品を格安で買いたい」と思うのは自然なことですが、あまりにも安過ぎる価格のブランド品は偽物の可能性が高いと思われるためお勧めできません。
メルカリの商品は、店舗型の中古ブランドショップよりも相場観が安いのがメリットです。
しかし、相場観が1万5000円のバッグが、状態が良いにもかかわらず5000円程度で売られているというのは、どう考えても安すぎます。
早く売りたいから安く出しているとは言っても、流石に相場の3分の1の価格で売ろうとする出品者はほぼいないのではないでしょうか。
しかし、偽物の場合には元々の商品の原価が安いため、5000円など相場よりかなり安い価格でも利益を出せるケースがあります。
そのように考えると、あまりにも安いブランド品は偽物という考えにも納得できるはずです。
メルカリで買った商品が偽物だと思われる際の対処法
万が一、偽物だと思われるブランド品が送られてきた場合、「買ってしまったから仕方ない」と泣き寝入りしなければならないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。メルカリでは偽物のブランド品の出品を禁止しているため、受け取った後でも対処できます。
ただし、「受け取り評価」をしてしまうと、出品者と連絡が取れなくなってしまため、必ず評価前に対処してください。
まずは「偽物と思われる理由」「メルカリでは偽物品の取引が禁止であること」のこの2つの内容をメルカリのメッセージで出品者に送ります。
そこで相手が返品に同意してくれれば、メルカリの手順にしたがって返品した後に売上金は戻ってくるので問題ありません。
もしも相手が返金を拒否したらすぐにメルカリ事務局へ連絡してください。ルール違反の行為ですから、泣き寝入りせずに返金処理をしてもらって損失が出るのを防いでください。
偽物ブランド品購入のリスクを最小限に抑える
世の中には「偽のブランド品を売り付けて儲けよう」と考えている悪質な人間がいますから、そのような人がメルカリのユーザーの中に隠れている可能性は捨てきれません。
偽物を買ってしまっても返金してもらえる場合がほとんどですが、無駄なやりとりになるため「偽物は買わない」に越したことはないです。
今回紹介した10のポイントを熟知しておけば、偽物のブランド品を買ってしまうリスクは最小限にできますので、是非参考にしてメルカリでのお得な買い物を楽しんでください。